森のようちえん親子参加の目的と大失敗談。

リライト記事

この記事は2018年3月14日、娘と2歳で森の幼稚園に親子参加した体験記事を、2020年10月リライトしています。当時は週4日鳥取県の私立高校に非常勤講師として勤めながら、週1日親子参加していました。
現在「森のようちえん」への入園を検討、もしくは親子参加をしてみようかなという方もいらっしゃると思います。

親子参加は本来楽しく、貴重な時間です。しかし、僕のようにうっかり目的を取り違えはじめると、子どもにとって楽しくない時間にしてしまう場合があります。ご注意ください。

僕の失敗体験が、どうか役立ちますように!

〜もくじ〜

  1. 森のようちえん親子参加のそもそもの目的とは
  2. ある父親の失敗事例
  3. 親が主役になっちゃだめ

森のようちえん親子参加のそもそもの目的とは

森のようちえんは、幼児期の自然体験・主体的な遊びを大切にしてくれる場所です。
「小さいうちは外遊びが大事!」
「小さいうちは思ったようにのびのび遊ばせてあげたい!」
「小さいうちに四季を体感して欲しい!」

そう考える保護者の方にとっては、森のようちえんは魅力的な選択肢ですよね。

柿をほおばる女の子
森のようちえんで覚えた柿の味。

親子参加の目的には2パターンあります。

  • 入園を検討している場合
  • 入園は検討していないが、自然体験をさせたい場合

❶の場合は、未来への検討材料として以下のことを確認する必要があります。

  • 園の特色を知る。(その園がどんな方針で、何を大事にしているか。)
  • わが子の性格を知る。(わが子が自然の中でどんな反応を示し、どんなことを好むのか。)
  • 親自身が幼児期の子育てで大切にしたいことを知る。(子どもに今させたい経験は何か。)

❷の場合は、より目の前の貴重な体験に集中できます。

  • 子どもの自然体験や主体的な遊び
  • 親子の自然の中でのふれあい
  • 園の子ども達や親子参加の子達との交流

我が家では引っ越しが決まってしまっていたため、この園での入園はできないとわかっていました。
しかし、引っ越し先での「森のようちえん」入園も選択肢として検討したかった部分もあっての参加でした。

実際には、そんなに明確に意識しておらず「親子での自然体験を楽しめたらいいな〜」という気持ちが強かったです。それが…

ある父親の失敗事例

森のようちえんの秋キャンプ時。色々あったなぁ。

僕にとって、鳥取の森のようちえん「風りんりん」での時間は非常に楽しいものでした。

子供たちと野山を駆け巡り、

「何か食べられるものはないか…」と、常時食材ハンター化した日々。
「何か良い遊び道具になるものはないか…」と、時に木材ハンター化していた日々…。
「ゾンビだー!!!」と、突然ゾンビ扱いされた日々……。

そんな僕の満足感とは裏腹に、不満を常に抱いていたのは娘でした。

その理由は、至ってシンプル。

親が他の園児と本気で遊んでいる。

これです。

子供たちと思いっきり遊ぶこと。
自分はこれが大好きですし、子供たちにとっても大人と思い切り遊ぶ時間は大事なことだと思っています。
今でもそれは変わらないから、『森のまなび舎』という第3の居場所事業の中でも、小学生と思いっきり遊んでいます。

けど、親子参加でのこの振る舞いは完全にNGでした。

12月や1月ぐらいから、娘は僕と一緒に園に行くのを嫌がるようになっていました。

「怖いからかな?」
「お母さんと離れたくないからかな?」
「お父さんが皆と遊んで、お父さんを取られるのが嫌なのかな?」

 そんな風に理由を考えていたが、ある日そのいずれでもないのだと気がつきました。


それはある日の「お名前呼び」の時。
朝の会で、「⚪︎⚪︎ちゃん、おー返事聞きたいな。」とみんなで言って、
呼ばれた子が元気に「はーーーい!!」と返事をする、とても大事な時間です。

この日まず、僕の名前が先に呼ばれました。
子供たちから、明るく大きく、はっきりと。

次に娘の名前が呼ばれました。
先ほどよりも小さく、あいまいに。

「あれ…?」

朝の会が終わった後、子供たちが僕たちの元にやってきます。
「クロくん!遊ぼう!」
「クロくん!僕味方だよ!」
「クロくん!あっちいこう!」

娘を抱っこしてほぼ一体となっている僕ら親子。
でも、ほとんどの子が僕の名前を呼ぶ。

この時、ようやく娘が来るのを嫌がる理由を悟りました。それは、

園児はみんなお父さんに目がいって、自分を見てもらえなくなっていたから。

先生や園に問題があったのでは、ありません。念のため。
問題があったのは、僕。

親にです。

「◯◯ちゃんのパパ」「◯◯くんの子ども」

 僕は子どもが生まれた当初、「みーちゃんのパパ」と呼ばれることに違和感を持つことがありました。
娘を介して繋がった関係だけど、僕は僕自身だから、名前や苗字で呼んでくれたっていいのにと。
(若かったなぁ…。今は全く問題なしです。)

しかし、森のようちえんでは親子組の保護者も一人の人間として「名前」を呼んでくれました。

「保護者ではなく、一人の個人として子どもたちも扱ってくれているんだ!!」
その事が嬉しくてつい…


調子に乗ってしまいました。

ひどい話ですよ。
まだ2歳の「いつだってわたしをみていてね♪」なガールをほっぽり出して、ガチでゾンビごっこしているんですから。

その結果、主役であるべき娘は見事「クロくんの子ども」扱い。

「俺のゾンビリアルだろ?」って何の自慢…。

親が主役になっちゃだめ。

みんながわたしを見てくれない。


親子参加で得られる貴重な経験とは、

  • 子どもの自然体験や主体的な遊び
  • 親子の自然の中でのふれあい
  • 園の子ども達や親子参加の子達との交流

のはずでしたね。

でも、気がつけば主客逆転。こうなってました。

  • 親の自然体験や主体的な遊び
  • 親が自然の中で子どもを放置
  • 親の園の子ども達や親子参加の子達との交流

本当にひどい…。挙句本気で遊んでるから、園のことも子どものことも見れてないし…。

親の親による親のための子育てだね。

ほんとごめん…。




特に2歳児ぐらいだと、普段遊ばない子達と慣れない場所での活動は、親という安全基地があってこそできるもの。きっと皆さん大丈夫かとは思いますが、どうかくれぐれもお気をつけください。

それ以外の注意ポイント

  • なるべく遅刻しないようにしましょう。(回数少ないので、流れに乗れないと交流が…)
    →事前に集合場所をチェックして、かなり余裕を持って出発を。
  • 子どもの安全基地として、見守ってあげましょう。
  • わが子と他の子どもさんや保護者さんとをつなぐ声かけをしましょう。
  • 親子二人活動になっちゃう場合もしょっちゅうあります。
    →そんな時は「二人で楽しもう!」と割り切りましょう。

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