森のようちえん親子組体験レポート2−雪の日リベンジ!

リライト記事

この記事は2017年12月16日、当時娘が2歳だった頃のものを2020年10月現在リライトしたものです。
森のようちえん先進地である鳥取県の園舎を持たないワイルドな園に週1回だけ親子参加をさせてもらっていました。
山陽・山陰どちらも経験しましたが…恐ろしい気候の違いですね!山陰の冬をなめてはいけないッッ!

もうあんな過ちは犯すまい…。

そう誓った僕のもとに、防寒対策の秘策が届きました。

モンベルのスノーウェア!+手袋!

備えあれば憂いなし!

11センチの積雪程度なら、むしろ雪遊びでみんなテンションが上がろうというものよ!!

ということで、行ってきましたこの週も。

12月の桜の園に到着するも・・・。

立ち籠める暗雲。

写真を見て「あれ?」と思う箇所が3つほどありますね。
気づかれますか?

①雪があまり積もっていない。

どうやら家周辺と違い、このあたりは積雪するほどは降らなかった模様。同じ鳥取県東部なのに…こうも違うのかと地域の地理特性の違いを実感。

いや、分析している場合じゃない、大問題だ。

雪が積もっていれば、体感、ちょっと暖かくなる。

でもベシャベシャ雪がわずかにある程度では…

ただ寒いだけだ!!!

②素手&おにぎり。

外は冷たいとか関係なく、彼女の中ではおにぎり>手袋。

このランキングは状況関係なく不変。北極星のように揺るぎない。

「寒いから手袋しよ?ピンクで可愛いし、星もついてるよ?」

と持ちかけても、

「おにぎり持つの!!!」

「ギュッギュなの!!」

まぁそれで満足するなら…。

③くまちゃん帽子を忘れた。(完全に油断。)

「またボクを忘れたのかい、お父さん…。」

ということで、、、30分弱園を散策したところ、

こうなりました。

寒くて号泣。

 よく見ると、寒くて手はパンパンなのに、おにぎりだけは離さない。

しかし、うちの娘だけではないのですよ。

園児達のこのテンションの低さ。

正直、寒さで泣く正規メンバーを見るのは初めてのことでした。

今回は前の週の場所と違い、暖をとれる建物もなく、
あるのはこうした東屋(あずまや)のみ。
つまり、雨雪の直撃は防げても、寒風を避けることはできないのです。

正規メンバーの一部の心が折れるほど、寒いのだから。
それより年若い親子組はいうまでもないんです。

全員泣き叫ぶ阿鼻叫喚の地獄絵図。
誰一人として我が子を抱いてない人はいない…。 

もはやこの寒さから逃れるためには、前回も救われた温かケータリングのお汁。
この到着を待つのみでした。

雪の降りしきる中、お汁を運んできてくれる先生と子ども達。

これで子ども達も泣き止む。た、助かった…。

食料到着!これで窮地脱出か!?

と、思いきや食べない。

温かいスープを食べさせようとしても、
温かいお茶を飲ませようとしても、
温かいおにぎりを食べさせようとしても、受けつけない。

いつもはご飯があれば万事オッケーな食欲の人なのに。
それまでは「もう笑うしかないな!」と鷹揚に構えていたのだが、この辺でにわかに心配になってくる。

「だぁっごぉぉぉぉぉぉぉ!!」

と抱っこしているのに叫び、反り返る反り返る。

「いやぁぁぁぁぁ、だっごぉぉぉぉぉ!!」

手の霜焼けがひどいのか?
少し風邪気味だったし、本当に具合が悪くなったのか?
それとも怪我でも?

問いかけには答えず、叫び続ける。

「だから、抱っこしてるよ!?」

ご飯食べないと体温上がらないのに…。焦る。
東屋内の泣き声は徐々に減りつつある。

寒さに震え、食べられない子のお母さんは「仕方ない…」と授乳に踏み切った。

しかしながら、僕のチチはゼロである。

手立てもないまま抱っこしつづけ、泣いていてご飯を食べない子は娘一人になった。
ここまで来ると、ようやく気づいてきた。

「だぁっごぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「だからしてるって!」と僕は言うが、彼女が求めているものは違うのだ。

「ママだぁっごぉぉぉぉぉ!!!」

決定的な叫び声が漏れた。

彼女は「ママ」に抱っこして欲しかったのだ。
親子組の中で稀にパパが連れてきてくれる子もいるが、今日は全員が「ママ」。

そして、家でも風邪ひいたときや痛いことがあったとき、辛いときは常に「ママ」に抱っこしてもらいたがる。
心が折れかけている時、「ママ」の腕の中という天上界で安心感を補充しては、また地上で活動しているのだ。

「ママはごめんね、いないんだ。ごめんね。寒いし、ママに抱っこしてほしいよね。」

そう言いながらみんながご飯を食べおわるのを待って、車に一時帰投させてもらうことにした。

雪が降り、灰色がかった風景の中で寒椿だけがやけに鮮やかに見える車への道。

暖房で復活。

しかし、車の中で暖房に当たるとすぐに落ち着きました。

ご飯も食べて一安心。子どもは乱れるのも速いが回復も速い!

「ごめんね、寒かったね」と話しかけると、

「みーちゃん、だっこ〜って、いっちゃったね。」

「ママーっていってたね。」

と、突然冷静になり取り乱した自分を客観視しはじめた。

この瞬間の娘は2歳には見えなくて、「え!?誰!?」て思わず言ってしまった(笑)

そして、少し太陽の光が差したので外に出ると…

前より断然テンションが高い!!

真の寒さを経験したために、太陽の暖かさがどんだけありがたいか身に染みた模様。

うん、お父さんも身に染みた。太陽最高!!

そして、手袋も素直に着用!!

ビシャビシャ道をズンズン歩き

電車電車〜〜と、線路に見立てて散歩を楽しむ。

このあと、階段下にいる園児たちに向かって「ヤッホーーー」と何度も連呼。
今までは決して見られなかった光景…。
園児達と合流後も、安定して過ごすことができました。

感想。

本当に寒かったです(笑)。

「ママだっこ」のくだりでは、なんと表現していいのかわからないですが、「ごめん」と「パパじゃダメなのか」という二つの気持ちで胸が引き裂かれるような思いでした。

でも、冬、それも雪の降る日が寒いのは当たり前。
別に特別山奥に行ったわけでもなく、市内の公園内に入っただけ。

たったそれだけで、これだけの経験ができる。

『寒い』ってどんなことなのかわかる。
「ママを求めて取り乱した自分」と「太陽あったかい!!!!」に気づくことができる。
「帰るか、残るか」判断に迷いながらも、今「父親としてどうすべきか」を悩むことができる。

冬の外遊びは親子ともども、厳しいながらも成長させてくれる気がします。

この日心配してメールをくれた園の先生。おかげで娘も自分も、もっと冬を楽しめるようになりました。
今では5歳、すっかり大きくなって…恐らく今この状況に追い込もうとしても、
「寒いからあっちの方まではいかないーー!」と言って入り口付近エリアで楽しんで遊ぶと思います笑

ポイント

①ちょっと厳しい自然体験も、親子共々学びになります。
②でも、知らない場所に行く時は保護者の方がちょっと用心して装備を厚めにしておいてくださいね。
③そして、「あ、ちょっと無理かも」と思ったら、先生にお断りを入れて離脱したら、ほとんどの場合は問題なしのはずです。

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